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幻想起源録

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未来作家 畑野 慶による新たなる人類の創世神話
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#ストーリー

【未来小説】 自動運転の罠 (後編)

執筆:ラボラトリオ研究員  畑野 慶  事故を起こしましてからは、忸怩たる思いで機械に運転…

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2年前

【未来小説】 自動運転の罠 (前編)

執筆:ラボラトリオ研究員  畑野 慶  国土交通省のデータによりますと、昨年の自動運転率は…

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2年前

銀河砂漠の国  Episode 6

執筆:ラボラトリオ研究員  畑野 慶 「どこだ!?」  きょろきょろと見回した上空にアクア…

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2年前

銀河砂漠の国  Episode 4

執筆:ラボラトリオ研究員  畑野 慶  時刻が翌朝になっても夜は明けなかった。アンナ・マリ…

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2年前

銀河砂漠の国  Episode 3

執筆:ラボラトリオ研究員 畑野 慶  翌日、未明のうちから王宮の外に長蛇の列が出来た。ジュ…

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2年前

銀河砂漠の国  Episode 2

執筆:ラボラトリオ研究員  畑野 慶  あの女神に扮した演者は見つからなかった。共犯者だと…

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2年前

銀河砂漠の国  Episode 1

執筆:ラボラトリオ研究員 畑野 慶  世界はとうの昔に干乾びた。湯水のように使うは文字通りの死語であり、雨季でも雨はめったに降らない。かつての沼や湖では、白くひび割れた地表を剥き出して、ところどころ枯れ果てた木々が不気味に立っている。微生物によって分解されない、ひどく乾燥した気候であるが故だ。大地の大半を占める砂漠の、赤みがかった砂色と向かい合う空は、抜けるように青い。伴う太陽は、まさに暴君だ。夜の暗幕に閉ざされると、ひんやりとした月が懸かり、星々が色とりどりに輝く。壮麗な

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傘を持った日

執筆:ラボラトリオ研究員  畑野 慶 春に折り畳み傘とは、実に女々しい発想である。リスク管…

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2年前

昼の団子

執筆:ラボラトリオ研究員    畑野 慶 春の和菓子といえば、三色団子である。串に刺さった…

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2年前

花見に檸檬

執筆:ラボラトリオ研究員  畑野 慶 その花見は、奇妙な持ち物が指定されていた。 檸檬。 …

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2年前

グラス銀河

執筆:ラボラトリオ研究員  畑野 慶 グラスに注がれた黄金色のシャンパンを掲げて、「銀河に…

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2年前

交い湖  Episode 4

執筆:ラボラトリオ研究員 畑野 慶 力の限り 「出掛けてくる」 ナマヨミは走り出しました。…

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2年前

交い湖  Episode 3

執筆:ラボラトリオ研究員  畑野 慶 進路その晩、一睡もできませんでした。どれほど死ぬわけ…

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2年前

交い湖  Episode 2

執筆:ラボラトリオ研究員  畑野 慶 波紋 村人はまん丸い石を道祖神として祀っていました。大小さまざまな重い石にも関わらず、湖底から浮かび上がって岸辺にたどり着いたものと言い伝えられてきました。かつては発光していたという逸話もありました。頭部ほどの最も大きな丸石は、どちらの村も長老の家に続く坂道沿いに鎮座していました。 二つの村にはそれぞれ長老がいて、村の外れにある湖を望む場所に住んでいました。権力があるわけではなく、年上を敬う文化の上で成立した知恵を授ける存在です。皆が

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