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この宇宙はプラズマでできている vol.009

執筆:ラボラトリオ研究員 杉山 彰

2.1.「言霊開眼」に記述されている 〈宇宙剖判〉

小笠原孝次先生の「言霊開眼」を紐解いてみると、冒頭で以下のように記述されています。

“天地未(いま)だ剖(わか)れず、陰陽(めおと)分かれざるとき、混沌(まろがれ)たること鶏子(とりのこ)の如く、溟涬(くも)りて牙(きざ)しを含めり、正に天地の始めは鶏の卵の如くである。

その混沌の始原宇宙(至大天球、全大宇宙)の中に森羅万象が生まれてくる牙し(芽、萌、徴、兆)が含まれて居る(日本書紀/巻第一/神代上、天地開闢)”

さらに興味深いのは、

“立春の朝餉の膳の中央に卵を立てお神酒を供えた。立春は日本の神代歴の1月1日である。元旦の「一」は物の初めの「一」である・・・。鶏卵を斎(いつ)くことは宇宙の「一」を祭る行事である。鶏卵は初めの「一」であって、宇宙そのものの始原の姿である。この習慣は中国から来たものではなく、神代の日本の祭典であると判(わか)った”

と記述されていることでした。

いきなりですが、剖(わけ)ると、判(わか)るのです。

「世界が変わる現代物理学」を著した竹内薫氏が以下のように述べています。

“神話と量子論が似ているのはあたりまえである。私たちの人類の祖先が宇宙の構造を粗く写し取った結果が神話として残り、その後、何千年かを経て、社会や文化の複雑なネットワークでつながれた人類の脳が、相対性理論や量子論や量子重力論というカタチで宇宙の構造を、より精密に写し取れるようになっただけの話である”

さらに、

“人間の脳は、目の前の世界を写し取って(学習して)、それに反応するようにできている。脳は、本来、世界を写し取る。言い換えると「世界の構造を真似る」のが役割である。

訳もわからずに真似ているうちに、だんだん元の世界と脳が写し取ったコピーとの区別が難しくなってくる。それを我々は「物理学の進展」と呼ぶ。下手な写生が精密な写真へと進化したようなものである。

脳のネットワークとしての人類の文化は、急激に情報を蓄積し、ネットワーク全体としての急激な進化を遂げて、写真の解像度がアップしてきたのです。

神話と量子論が似ているのはあたりまえである。なぜなら、人間の脳が目前に拡がる世界の構造を写し取る精度が変わってきただけの話であり、それ以上でも、それ以下でもない“

とも述べています。

現在、私たちは、この「宇宙の晴れ上がり」の状態を、ウィルキンソン・マイクロ波異方性探査機から送られてくるマイクロ波宇宙背景放射で「原始大気のムラ」として観測することができます。

PastedGraphic-1のコピー

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つまり、「無」の“ゆらぎ(※1)”からトンネル現象を経て、インフレーション宇宙へと相転移していった。このインフレーション宇宙が、ビッグバン宇宙へと相転移して、さらにプラズマ宇宙へ相転移していくのですが・・・。

ビッグバン宇宙に相転移して、10の27乗Kという超高温・超高密度のプラズマ状態になった宇宙が晴れ上がるまでの38万年間に“宇宙の子宮”の中では、いったい、どのようなことが起きていたのでしょうか。

前述の「言霊開眼」も含め、宇宙の起源・創生から「宇宙の晴れ上がり」までの38万年の経過を、古事記の解義書として小笠原孝次先生が著された「言霊百神」、及び「言霊精義」では、どのように記述されているのか、類比的ではありますが、順を追ってお話ししていきたいと思います。

※1.〈ゆらぎ〉:ゆらぎについて、改めて再定義します。ゆらぎの英訳は〈fluctuation〉 :動揺、周期的変動、波動、彷徨変異などがあります。ゆらぎ自体をハッキリ定義するのは難しいのですが、本レポートでは、武者利光氏の「ゆらぎは、ものの予測のできない空間的、時間的変化や動き、といったら良いと思います。予測は、規則性があるからできるので、言い換えるとゆらぎとは、ものの空間的、時間的変化や動きが、部分的に不規則な様子ともいえます」と述べられている表現を引用します。


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【杉山 彰(すぎやま・あきら)プロフィール】
◎立命館大学 産業社会学部卒
 1974年、(株)タイムにコピーライターとして入社。
 以後(株)タイムに10年間勤務した後、杉山彰事務所を主宰。
 1990年、株式会社 JCN研究所を設立
 1993年、株式会社CSK関連会社 
 日本レジホンシステムズ(ナレッジモデリング株式会社の前身)と
 マーケティング顧問契約を締結
 ※この時期に、七沢先生との知遇を得て、現在に至る。
 1995年、松下電器産業(株)開発本部・映像音響情報研究所の
 コンセプトメーカーとして顧問契約(技術支援業務契約)を締結。
 2010年、株式会社 JCN研究所を休眠、現在に至る。

◎<作成論文&レポート>:
 ・「マトリックス・マネージメント」
 ・「オープンマインド・ヒューマン・ネットワーキング」
 ・「コンピュータの中の日本語」
 ・「新・遺伝的アルゴリズム論」
 ・「知識社会におけるヒューマンネットワーキング経営の在り方」
 ・「人間と夢」 等

◎<開発システム>
 ・コンピュータにおける日本語処理機能としてのカナ漢字置換装置・
  JCN<愛(ai)>
 ・置換アルゴリズムの応用システム「TAO/TIME認証システム」
 ・TAO時計装置

◎<出願特許>
 ・「カナ漢字自動置換システム」
 ・「新・遺伝的アルゴリズムによる、漢字混じり文章生成装置」
 ・「アナログ計時とディジタル計時と絶対時間を同時共時に
   計測表示できるTAO時計装置」
 ・「音符システムを活用した、新・中間言語アルゴリズム」
 ・「時間軸をキーデータとする、システム辞書の生成方法」
 ・「利用履歴データをID化した、新・ファイル管理システム」等

◎<取得特許>:「TAO時計装置」(米国特許)、
 「TAO・TIME認証システム」(国際特許) 等

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