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新・<人工知能>開発ロマン Vol.6

執筆:ラボラトリオ研究員 杉山 彰

ここで話は飛躍する

 じつは、DNA遺伝子と文化遺伝子(ミーム)におけるジェネテック・テイクオーバーは、C(炭素)とSi(ケイ素・シリコン)との間に発生しているジェネテック・テイクオーバーであり、それは近い将来、人間と生物機械(コンピュータ)との間でのジェネテック・テイクオーバーを示唆するモノではないだろうか。話は飛躍する。

 Cの合成物体とSiの合成物体との関係は適応可能性の仮説に発展する。仮に2つの環境、Cの生存環境とSiの生存環境があるとする。どちらの環境も物質とエネルギーの供給に不足はないが、環境の温度・圧力・化学等の環境条件は異なるとする。

 この場合、複雑度Qの生物がCの生存環境で生存することができれば、同じ複雑度Qをもつ等価な生物がSiの生存環境で生存することができる。
(※複雑度Qとは、その生物の複雑さの値を表す記号であり、その生物が一つの刺激に対して基本的な反応をするのにかかる時間内で新陳代謝によって生産されるエントロピーの量である。人間の複雑度Qは10の23乗である、ちなみに人間が人間といえる状態であるために処理しなければならない情報のビット数も10の23乗である)

 ただし、この<等価>とは、Siの生存環境での生物はCの生存環境での生物と同じ行動パターンを持つということを意味する。もし、一方の生物の知能が高ければ、他方の生物も同じ高さの知能を持つ。一方が意識を持つならば他方も意識を持つ。一方のメンバーが友達に自分の意識の内容を話すことができるとするならば、他方もそれに匹敵する言語で主観的に同じ意識内容を記述することができるという説である。

 この関係をコンピュータに文字データを入力している人間と、文字データを入力されたコンピュータのLSIとすると、話は明確になる。人間がコンピュータに文字データを入力すればするほど、コンピュータにおけるLSIの知能・意識は人間の知能に近づいていくという事実である。私は、この状態を、新しい定義による新<人工知能>システムと言えるのではないだろうかと直感している。

(おわり)


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【杉山 彰(すぎやま あきら)プロフィール】

◎立命館大学 産業社会学部卒
 1974年、(株)タイムにコピーライターとして入社。
 以後(株)タイムに10年間勤務した後、杉山彰事務所を主宰。
 1990年、株式会社 JCN研究所を設立
 1993年、株式会社CSK関連会社 
 日本レジホンシステムズ(ナレッジモデリング株式会社の前身)と
 マーケティング顧問契約を締結
 ※この時期に、七沢先生との知遇を得て、現在に至る。
 1995年、松下電器産業(株)開発本部・映像音響情報研究所の
 コンセプトメーカーとして顧問契約(技術支援業務契約)を締結。
 2010年、株式会社 JCN研究所を休眠、現在に至る。

◎〈作成論文&レポート〉
 ・「マトリックス・マネージメント」
 ・「オープンマインド・ヒューマン・ネットワーキング」
 ・「コンピュータの中の日本語」
 ・「新・遺伝的アルゴリズム論」
 ・「知識社会におけるヒューマンネットワーキング経営の在り方」
 ・「人間と夢」 等

◎〈開発システム〉
 ・コンピュータにおける日本語処理機能としての
  カナ漢字置換装置・JCN〈愛(ai)〉
 ・置換アルゴリズムの応用システム「TAO/TIME認証システム」
 ・TAO時計装置

◎〈出願特許〉
 ・「カナ漢字自動置換システム」
 ・「新・遺伝的アルゴリズムによる、漢字混じり文章生成装置」
 ・「アナログ計時とディジタル計時と絶対時間を同時共時に
   計測表示できるTAO時計装置」
 ・「音符システムを活用した、新・中間言語アルゴリズム」
 ・「時間軸をキーデータとする、システム辞書の生成方法」
 ・「利用履歴データをID化した、新・ファイル管理システム」等

◎〈取得特許〉
 「TAO時計装置」(米国特許)、
 「TAO・TIME認証システム」(国際特許) 等



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