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この宇宙はプラズマでできている vol.006

執筆:ラボラトリオ研究員 杉山 彰

1.7.そして、超高温・超高密度のプラズマ宇宙が誕生した。

ビッグバンにより、空間と時間が生じ、超高温・超高密度のプラズマ状態※1になった宇宙では、質量ゼロの様々な素粒子が光速で飛び回っていました。

ここで、素朴な疑問が浮かび上がってきます。
インフレーション宇宙が大爆発(ビッグバン)したのは理解できるが、プラズマ状態になった宇宙を飛び交う質量ゼロの素粒子は、いったいどこから発生したのか、生まれてきたのかという疑問です。

この疑問に対する回答は、これもまた驚くべき回答なのです。
プランク長(10-33cm)の大きさから、リンゴ大にまで急膨張したインフレーション宇宙に、17種類の素粒子をはじめ、4つの力(重力、弱い力、強い力、電磁気力)などの、我々の宇宙のすべてを形作るために必要な要素がすべて包摂され、畳み込まれていたというのです。

そして、そのすべて包摂され、畳み込まれていたものが、ビッグバンにより、宇宙全体にばらまかれたということなのです。

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※1. 固体、液体、気体に次ぐ第4の状態。それが、プラズマ状態である。プラズマは、気体の分子が電離し、陽イオンと電子の状態で運動している。また、プラズマは、宇宙空間の99.9%を占有する物質である。プラズマが物質の取りうる形態であることを知っているのと知っていないのでは、物質の認識能力に明らかな差が生まれる。我々の日常生活で馴染み深い火も、実は、プラズマ1種である。さて、このことから、物質は、プラズマの状態で存在可能である。つまり、分子レベルで言うならば、生命体の取りうる形態は、固体に限定されるわけではない。液体、気体、プラズマ。これらの形態を持つ生命体の存在も可能というわけである。それは、分子配列の違いでしかない。
引用:https://note.com/a9611436/n/n7d9775f1916f

プラズマはイオン化した気体である。1個の原子の中心には陽子と中性子という2種類の粒子が結合した原子核があり、その周りを電子が回っている。原子核はプラス、電子はマイナスの電荷を持ち、互いに引き合っており、ばらばらにならずに中性を保つ。高温にさらされると電子は原子核をまわる軌道から飛び出す。ある物質を作っている原子がすべてこのような状態になると、一部あるいは全ての電子を失った原子の群れ(イオン)と、原子から飛び出した自由電子の群れの、2つのグループができる。こうして中性だった原子が消滅し、プラスの電気を持ったイオンと、マイナスの電気を持った電子が混じり合ったガス体ができる。これがプラズマの正体。


1.8.インフレーション宇宙には、何が畳み込まれていたか。

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当然、ここで、それではインフレーション宇宙の相転移元であった「宇宙の種」にも、すべてが包摂され畳み込まれていたのか、という疑問が浮かび上がってきます。

もちろん、ここまでの一連の説明(「無」から「ゆらぎ=宇宙の種」が相転移して生まれ、その「ゆらぎ=宇宙の種」から相転移して「インフレーション宇宙」が生まれ、その「インフレーション宇宙」から相転移して「ビッグバン宇宙」が生まれた)は、多くの科学雑誌に記述されていることです。

しかし、「インフレーション宇宙」に包摂されたとする17種類の素粒子をはじめ、4つの力(重力、弱い力、強い力、電磁気力)が「ゆらぎ=宇宙の種」に包摂されていたのかという疑問に対しては、残念ながら、明確な回答は存在しません。

現在の科学でき解き明かされているのは、「インフレーション宇宙」には、17種類の素粒子をはじめ、4つの力(重力、弱い力、強い力、電磁気力)が包摂されている、までです。

事実、スティーブン・ワインバーグが著した『宇宙創成はじめの三分間』の3分間には、最初の“宇宙開闢の瞬間”、つまり「ゆらぎ=宇宙の種」が発生した瞬間は含まれていません。述べられていないのです。

最初の宇宙の温度が1000億度に下がった時点を始まりとして、それ以後の3分間の出来事だけを仮説として記述しています。

ま、これが、科学の宿命ともいる限界なのです。

科学は、その現象が「どのような仕組みからできているのか」を追求することが主体であって、「なぜ、その仕組みが存在するのか」を追求する域にまで達していないのです。

もっとわかりやく言うならば、例えば「光」の速さが秒速30万kmであることは科学(観測・証明・再現)できても、「光」の速さが、なぜ30万kmなのかを科学する域にまでには、残念ながら達していません。

現象としての「ゆらぎ=宇宙の種」の仕組みは科学できても、その仕組みの存在を科学することはできないのです。


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【杉山 彰(すぎやま・あきら)プロフィール】

◎立命館大学 産業社会学部卒
 1974年、(株)タイムにコピーライターとして入社。
 以後(株)タイムに10年間勤務した後、杉山彰事務所を主宰。
 1990年、株式会社 JCN研究所を設立
 1993年、株式会社CSK関連会社 
 日本レジホンシステムズ(ナレッジモデリング株式会社の前身)と
 マーケティング顧問契約を締結
 ※この時期に、七沢先生との知遇を得て、現在に至る。
 1995年、松下電器産業(株)開発本部・映像音響情報研究所の
 コンセプトメーカーとして顧問契約(技術支援業務契約)を締結。
 2010年、株式会社 JCN研究所を休眠、現在に至る。

◎<作成論文&レポート>:
 ・「マトリックス・マネージメント」
 ・「オープンマインド・ヒューマン・ネットワーキング」
 ・「コンピュータの中の日本語」
 ・「新・遺伝的アルゴリズム論」
 ・「知識社会におけるヒューマンネットワーキング経営の在り方」
 ・「人間と夢」 等

◎<開発システム>
 ・コンピュータにおける日本語処理機能としてのカナ漢字置換装置・
  JCN<愛(ai)>
 ・置換アルゴリズムの応用システム「TAO/TIME認証システム」
 ・TAO時計装置

◎<出願特許>
 ・「カナ漢字自動置換システム」
 ・「新・遺伝的アルゴリズムによる、漢字混じり文章生成装置」
 ・「アナログ計時とディジタル計時と絶対時間を同時共時に
   計測表示できるTAO時計装置」
 ・「音符システムを活用した、新・中間言語アルゴリズム」
 ・「時間軸をキーデータとする、システム辞書の生成方法」
 ・「利用履歴データをID化した、新・ファイル管理システム」等

◎<取得特許>:「TAO時計装置」(米国特許)、
 「TAO・TIME認証システム」(国際特許) 等


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