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脱マトリックス!理論と実践2020 (vol.5):人間を支配する根元的な恐怖

執筆:いち  あまね

この時代の人類の進化の方向性として、はっきりとこの世界の仕組みを理解した上で、マトリックス空間を抜け出し、自分を超え、人間を超え、無限の可能性を発揮するクリエイターとして生きること。

そのための情報をお伝えしていきます。


潜在意識に支配される人間

人間というコンピューターの情報処理システムについて、ざっくりとお伝えし、情報処理の中枢である脳は、過去に囚われているというお話をしました。

この処理に関わる、脳の働きと、人間の意識の成り立ちを、深堀りしていきたいと思います。

人間の意識は大別して、顕在意識潜在意識に分かれます。

顕在意識は、私たちが認識できる意識です。潜在意識は、無意識ともいえる状態で、思考しても分からない意識です。意識のうち、顕在意識は氷山の一角で1%、潜在意識は99%と言われています。
そして、人間の感情・思考などのパターンを大きく支配するのは、この潜在意識です。

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自律神経、内臓、ホルモン分泌、免疫システムなどは、いずれも、潜在意識と連動して動いていますから、潜在意識にあるストレスは、これらを通して人に病気を引き起こします。

顕在意識に上っていることは、自分自身で理性的に、抑制したり修正することができますが、潜在意識は理性とは切り離されています。

五感から何かしらの情報がインプットされると、深いアイデンティティや過去の記憶にあるイメージを通して、感情や思考が生まれ、表面に現れる表情・言葉・行動となります。

3つの脳と意識の成長

脳には、3つの脳があるという「脳の三位一体論」は、よく知られていると思います。

爬虫類脳(反射脳): 脳幹部 :生きるための脳
哺乳類脳(情動脳):大脳辺縁系:感じるための脳
人間脳(理性脳) :大脳新皮質:思考するための脳

これは、アメリカの国立衛生研究所の脳科学者であるポール・マクリーン博士によって提唱されたものです。
これを否定する学説もありますが、この分類は理解しやすいためにここでは使用します。

根源的な存在欲求

爬虫類脳である脳幹部は、生命を維持する最低限の活動を司っているため、心拍や呼吸、体温調整、摂食行動、飲水行動、原始的な性行動に関係しています。

赤ちゃんは、主にこの脳を使って生きている状態です。
原始的な反射や、危険を感じた時に反射的に避ける、本能的に母親のおっぱいを吸うなど、生命を維持するためにのみ行動します。

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この脳が機能を失うと、心肺停止して、肉体的に人は死にます。

ここに、高度な思考や感情は必要ありません。
このマトリックス空間における、第一義は、この肉体をこの空間に維持することです。
そうでないと、ゲームが成立しませんから。

ですから、人間の最も根源的な欲求は、「生きたい!」「存在したい!」です。

根源的な恐怖が設定されている

生存が脅かされることは、人間にとって一番の「恐怖」です。
存在を失うことの恐怖。死ぬことの恐怖。
これこそが、人間のあらゆる行動を支配する最も根源的な感情です。

人間のあらゆる行動原理の理由を、どんどん深堀していくと、全て、この根源的な欲求とそれが脅かされる恐怖に行き当たります。

人間が、食事を食べるのも、勉強や仕事を頑張るのも、社会的に認められたいのも、愛されたいのも、全て、それらが叶わないことで、自分の存在意義が否定されたり、無くなったりするからです。

たとえ、「生も死もない」「この世界は、幻想だ」「マトリックスでしかない」と、どんなに大脳新皮質を使って理性で理解しようとも、最も根源である脳幹部のセッティングとして、人は、最も根底では、死を恐怖しています

実際は、このマトリックス空間内では、肉体に死が訪れても、マトリックスを超えた次元では死ぬことはありません
肉体の人間だけが自分であるという次元の自我意識では、もちろん、死は最大の恐怖です。

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肉体を超えた超自我、さらに、真我を根元のアイデンティティにしていくことが、これからの時代をマルチクリエイターとして生きるための必要な進化ではないかと思います。
死の恐怖を超えてしまえば、この世に怖いものなど一つも無くなります。

この連載では、そのための理論をお話ししていきますが、実際的に根源的な恐怖を超えるには、理性だけでなく、より深いレベルの意識と肉体の連動によって、完璧に腑に落とし、体現、体得することが必要になります。

私自身は、ずっと悟りを探求してきましたが、論理だけでもダメ、意識だけでもダメ、結局は、肉体的なアプローチ、ボディワークなども同時に行うこと非常に重要と考えるようになりました。

意識と肉体は、常に双方向にコミュニケーションをとっていますので、常に器である肉体もクリアにして、バランスが取れた状態に保っていくアプローチがとても有効です。

次回は、潜在意識の主座である大脳辺縁系についてです。

三つ子の魂百までと言いますが、意識の99%である潜在意識の大部分を司る大脳辺縁系は、主に保育園時代までの五感からのインプットによってプログラミングされます。

この時期に作られたプログラミングが、オートメーションで作動して、今現在のあらゆる人間関係や自分の意思決定に影響を与えています。


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【いち あまね プロフィール】
医師・認定産業医・文筆家
米国IBA認定・ボディトークプラクティショナー
国立大学医学部医学科卒

出口王仁三郎が霊山として、邸宅を構えた岡山県熊山遺跡の麓に生まれる。
某大学病院糖尿病代謝内分泌科を経て、臨床医として最新のバイオロジカル医療・予防医療から在宅・看取り医療まで幅広く臨床経験を積みながら、個々の病気の根本原因やより良き生と死に向き合ってきた。
究極のヘルスケアは、人類の進化であると捉え、最新の分子整合栄養療法・バイオロジカル医療から常在細菌学、生命科学、意識科学、理論数学、物理学、哲学などを統合した視点で、医療とヘルスケアの次元上昇を目指している。
薬を処方する代わりに、情報空間へのアプローチとして、情報を処方することを天職と捉え、書籍やメディアなどで情報を発信している。


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