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この宇宙はプラズマでできている vol.013

執筆:ラボラトリオ研究員 杉山 彰

2.5. インフレーション宇宙がビッグバン宇宙に相転移した

ビッグバン宇宙は、宇宙創生から10のマイナス34乗秒後に誕生したといわれています。

ビッグバンによって何が起きたか。「ゆらぎ=宇宙の種」から継承し、インフレーション宇宙に畳み込まれていた17種類の素粒子と、素粒子と連関する電磁気力、強い力、弱い力、重力の4つの力が宇宙全体にバラかまれました。そして、宇宙に空間と時間と、真空が生まれ、重力が解き放たれ、強い力、弱い力と電磁気力が解き放たれたのです。

科学の言葉で記述された以上の現象についても、「言霊百神」において類比的な記述がなされているのです。「言霊百神 21頁:高御産巣日神・言霊ア、神産巣日神・言霊ワ」の項です。以下に引用します。

・・・天之御中主神ウは渾然たる一者であるが、この一者から初めて天地が剖判を開始する。天地が剖(わか)れてアとワに対立すると云うことは、吾と我(汝)の二つに剖(わか)れると云うことである。易の「陽儀と陰儀」「主体と客体」「主観と客観」「積極と消極」「霊と体」「精神と物質」と云う始原の対立する二者として宇宙が先ず剖判した姿である。
ウ・ア・ワの三音を造化三神と云う。宇宙がこのように三者に剖(わか)れたと云う事は、それが人間の知性を以てその様に判ったと云う事と同時不可分の消息である。客観的な宇宙の剖判と主観的な認識の判断とは一事実の表裏両面であって、どちらか片方だけでは事実にならない。天之御中主(ウ)と云う渾然たる始原の一者が活動を開始する時、忽ち宇宙はこの「見る者」と「見られる者」、「知る者」と「知られる者」の両者に剖判する。この事は人間の知性に定められた第一の宿命である。布斗麻邇に於ける原則の第一である。


ここの記述はなかなか難解で、何回読んでも理解が難しいくだりです。

“天之御中主神ウは渾然たる一者であるが・・・” ここは理解できますよね。天御中主神ウはインフレーション宇宙ウと同定できます。渾然たる一者で、この宇宙森羅万象のすべての物質をかたちづくるための(素材の素粒子)と、その素材の素粒子を結びつける(力を伝える素粒子)を「ス」から継承した、渾然たる一者です。その「ウ」がビッグバン宇宙に相転移したのです。宇宙にバラまかれたのです。したがって、ビッグバン宇宙は「ア・ワ」と同定できます。

では、「高御産巣日神・言霊ア」と神産巣日神・言霊ワ」が、どう剖(わか)れて、判(わか)るかです。それぞれ何と同定できるかです。

本レポートでは、ここについては詳細に言及しません。ただ、

・・・天之御中主神ウは渾然たる一者であるが、この一者から初めて天地が剖判を開始する。天地が剖(わか)れてアとワに対立すると云うことは、吾と我(汝)の二つに剖(わか)れる・・・。

天地が剖(わか)れた。時間と空間に剖(わか)れた、とだけ言及しておきます。

インフレーション宇宙「ウ」は一瞬で、10の27乗Kという超高温・超高密度のプラズマ状態、ビッグバン宇宙「ア・ワ」に相転移したのです。天地(空間時間)が剖(わか)れ、そして重力・強い力・弱い力・電磁気力が分離し、17種類の素粒子は質量ゼロの光速の速さで飛び回るプラズマ状態となって宇宙全体に拡散したのです。この状態が、まさに「言霊百神」の創造の序曲「この漂える国をつくり固め成せ」の記述ときわめて類比的なのです。以下に引用します。
この漂へる国をつくり固め成せ:漂える国とは渾沌である。其処にはただ先天である父母十七音の天名が存するだけで、具象具体の実相現象としての何物もまだ生まれない境涯を云う。書紀はこれを「渾沌」「滄溟」「滄海」「天霧」と記して居り、或は「我が生める国、ただ朝霧のみありて、薫り満てるかな」

と述べている。「現象以前の世界の有様」をまことに美しく表現している。



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【杉山 彰(すぎやま・あきら)プロフィール】
◎立命館大学 産業社会学部卒
 1974年、(株)タイムにコピーライターとして入社。
 以後(株)タイムに10年間勤務した後、杉山彰事務所を主宰。
 1990年、株式会社 JCN研究所を設立
 1993年、株式会社CSK関連会社 
 日本レジホンシステムズ(ナレッジモデリング株式会社の前身)と
 マーケティング顧問契約を締結
 ※この時期に、七沢先生との知遇を得て、現在に至る。
 1995年、松下電器産業(株)開発本部・映像音響情報研究所の
 コンセプトメーカーとして顧問契約(技術支援業務契約)を締結。
 2010年、株式会社 JCN研究所を休眠、現在に至る。

◎<作成論文&レポート>:
 ・「マトリックス・マネージメント」
 ・「オープンマインド・ヒューマン・ネットワーキング」
 ・「コンピュータの中の日本語」
 ・「新・遺伝的アルゴリズム論」
 ・「知識社会におけるヒューマンネットワーキング経営の在り方」
 ・「人間と夢」 等

◎<開発システム>
 ・コンピュータにおける日本語処理機能としてのカナ漢字置換装置・
  JCN<愛(ai)>
 ・置換アルゴリズムの応用システム「TAO/TIME認証システム」
 ・TAO時計装置

◎<出願特許>
 ・「カナ漢字自動置換システム」
 ・「新・遺伝的アルゴリズムによる、漢字混じり文章生成装置」
 ・「アナログ計時とディジタル計時と絶対時間を同時共時に
   計測表示できるTAO時計装置」
 ・「音符システムを活用した、新・中間言語アルゴリズム」
 ・「時間軸をキーデータとする、システム辞書の生成方法」
 ・「利用履歴データをID化した、新・ファイル管理システム」等

◎<取得特許>:「TAO時計装置」(米国特許)、
 「TAO・TIME認証システム」(国際特許) 等

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素敵なことが起こります^^
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ラボラトリオでは、人類の進化発展に寄与できる文章を作成し、それを“言霊”として実現できるレベルに高めてまいります。 そうした思考実験の過程をご紹介させて頂くと共に、言葉や思考を生み出す元となる“概念”がいかなるものか、これまでオープンにしてこなかった情報を含めて公開していきます。