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脱マトリックス!理論と実践2020 (vol.24):体と感情・意識⑧〜生殖器

執筆:いち あまね

この時代の人類の進化の方向性として、はっきりとこの世界の仕組みを理解した上で、マトリックス空間を抜け出し、自分を超え、人間を超え、無限の可能性を発揮するクリエイターとして生きること。

そのための情報をお伝えしていきます。

身体の観察を通して、自分自身の感情や潜在意識のプログラムの発見のヒントとなるように、身体の各部分と関連しやすい感情や潜在意識についてご紹介しています。

今回は、重要な「性」のお話です。

性行為は二元性を超越して一元に戻る行為であり、それを通じて新たな生を産み出す創造の原点であり、信仰の対象でもありながら、近代になると「性」は恥として抑圧の対象となってきました。

不妊症の増加やセックスレス、また、ジェンダーは時代のテーマですね。


生殖器の生理的な機能と役割

■卵巣・精巣
卵巣・精巣は、性ホルモンを分泌し、「女性」「男性」らしさや、性的な機能を作る内分泌器官です。生殖活動のある無しにかかわらず、これらは、次の子孫を残すために日々、活動しています。

卵巣は月経開始から閉経まで、月に1回、必ず子宮を整え、排卵し、妊娠の準備をします。毎月1回、約1000個の卵子候補の中から、選りすぐりの優秀な卵子1個を排卵します。

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女性ホルモン・エストロゲンは排卵に備え、受精卵が着床しやすい子宮環境に整えます。プロゲステロンは妊娠を維持・継続するためのホルモンです。これら2つのホルモンのリズムによって月経周期が作られます。

精巣は、日々、精子を量産し、いつ何時でも女性の卵子と結合するチャンスを狙っています。

女性は、月に1回のチャンスに優秀な卵子1個により良い遺伝子を持つ精子を受け入れようとしますが、男性は「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」の論理で(失礼!)、いつでも精子を発射できる体制を整え、1回に1億〜4億もの大量の精子を解き放ち、数の論理で子孫繁栄の可能性を高めます。

射精の際、精子は前立腺で分泌した前立腺液と混ざります。前立腺液は精子の保護や運動機能をサポートしています。メカニズムは不明ですが、男性は射精回数が多いほど、前立腺がんのリスクが低下することが分かっています。

精巣は男性ホルモン・テストステロンを分泌します。闘争心や意欲的、精力的な活動に関わり、男性らしい行動の原因になります。いわゆる「肉食系」のイメージですが、最近では男性が女性化したり、「草食系」の男性も増えています。

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一方で、最近では女性が肉食化し、男性らしくなっているように見受けられますね。

実は、女性も副腎や卵巣から少量のテストステロンを分泌しています。女性ホルモンのバランスが乱れたり、女性ホルモンの分泌が低下する閉経後は男性ホルモンが優位になって、男性のように薄毛になったり、口髭が生えたりすることがあります。

前回お話したように、副腎のステロイドホルモンと性ホルモンは同じ原料、同じ経路で産生されますから、ストレスがかかり、ステロイドホルモンの分泌に偏ると、性ホルモンの分泌が低下してしまいます。ストレスフルな現代は、性ホルモンが低下して当然と言えます。

■子宮
子宮はまさに妊娠・出産のための臓器です。筋肉の塊で、内側の内膜が、受精卵が着床するための絨毯のような役割をします。

女性の月1回のわずらわしい月経は、妊娠に備えて分厚くなった子宮内膜が、妊娠しなかったっために不要になったことで、ごっそりと剥がれることで起こります。

男性を受け入れ、無事に妊娠すると、子宮という海に新しい魂を持った新しい生命が誕生します。子宮は、受け入れ、育み、生み出す創造の器です。

筋肉の塊であると同時に、血流が豊富な臓器です。女性において「冷え」は、生殖機能に悪影響を及ぼすとされています。子宮は、ストレスがかかると筋肉をキュッと縮めて硬く強張り、血流が低下します。それが冷えとなり、生殖機能を低下させ、不妊や月経不順、月経困難症、子宮筋腫などの原因になります。

性行為や自分の性に対するネガティブな意識は自律神経を通して子宮の血流を低下させ、性行為における痛みや不感症だけでなく、様々な婦人科疾患の根源的な原因にもなります。

生殖器の感情と意識、テーマ

◎卵巣・精巣
・官能性
・セクシュアリティ(卵巣:女性性、精巣:男性性)
・受容
・種の保存
・創造性
・闘争心・競争心・やる気(精巣)

◎子宮
・女性性
・母性
・受容
・拒絶
・解放
・育む・慈しむ
・創造性


■官能性を通した肉体と喜び
官能性とは、感覚器の働きを意味します。愛と信頼をベースにした性行為は、五感が敏感になり、五感をフル活用して相手を感じ、相手を通して自分の肉体を認識します。

この世界に肉体を持って生まれてきたことの喜び知り、その喜びを感じることを許可し、受け入れることがテーマです。

肉体を喜ばせることを否定し、自分に許可を出さないと、不感症となり、本質的な性=生の喜びを感じることができなくなってしまいます。

■自己と人生の受容
性を否定することは自分を否定し、自分の生を根源的に否定することを意味します。生殖器系のトラブルを持つ人と注意深く対話すると、自分の性、自分自身、そして、自分の人生を受容できていないことが多くあります。

自分の生を否定するということは、自分の種を残すことの意義も失ってしまいますから、生殖行為に対する意欲の低下や不妊症に繋がります。

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また、特に女性においては、自分の中に自分以外の他者を受け入れることになりますので、他者の受容もテーマになります。受容ができないと、拒絶の意識から、生殖器周りの筋肉が緊張し、血流が低下し、分泌液が低下し、性行為にあたって痛みが出るなどして上手くいかなくなります。

女性は月1回月経血を外に流し、古いものをリリースしています。過去のトラウマを解放するワークをおこなった際、性に関連したトラウマ的な記憶や感情がリリースされ、塊のようなドス黒い血液が一気に子宮から流れ出すといった事例もありました。

■子宮の創造と母性
子宮は、新たな生命を産む創造の器といいました。まさに、ゼロの中に万物を創造する無限のエネルギーがあり、そこに意志が加わることで、創造が起こるというプロセスが垣間見られます。

赤ちゃんを子宮内で育む時から、すでに母親の脳内では母性と愛情のホルモン・オキシトシンが分泌され、絆を育んでいます。どんな人間であっても、この時に母親と結ばれた絆は生涯切れることはありません。

セックスレスの増加と性の認識

日本は特に、世界的に見ても「セックスレス大国」と言われています。

性に解放的な国と比較して、特に近代の日本では性を「恥」として隠そうとし、「汚い」「いやらしい」「忌むべきもの」と認識を歪めてしまいました。

しかし、古来、日本だけではなく世界的にも生殖器をシンボルにした信仰があるように、性は「多産」「豊穣」などを意味する神聖な象徴であったものです。一部の密教では、悟りを目的とする秘儀としても性行為をおこなってきました。

動物と違い、人間はスキンシップとして愛情を育むためにも性行為をおこないますが、肉体のセンサーをフル活用して自己の肉体を感じ、マインドフルになるエクササイズとも言えます。

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特に、産業革命以降、男性的・左脳的な原理によって社会を構築してきたことで女性的・右脳的な感性が鈍り、社会全体、そして人の意識がアンバランスになってしまったようです。女性はそのために潜在的に自己否定している人が多く、それが肉体の不具合としても現れています。

今こそ、失われた女性性を取り戻し、男性性と女性性の両輪がバランス良く働くことで、完全性を生きる時代ではないでしょうか。

抑圧を解除し、自分らしい性を解放し、礼賛していきたいですね。

(つづく)


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【いち あまね プロフィール】
医師・認定産業医・文筆家
米国IBA認定・ボディトークプラクティショナー
国立大学医学部医学科卒

出口王仁三郎が霊山として、邸宅を構えた岡山県熊山遺跡の麓に生まれる。
某大学病院糖尿病代謝内分泌科を経て、臨床医として最新のバイオロジカル医療・予防医療から在宅・看取り医療まで幅広く臨床経験を積みながら、個々の病気の根本原因やより良き生と死に向き合ってきた。
究極のヘルスケアは、人類の進化であると捉え、最新の分子整合栄養療法・バイオロジカル医療から常在細菌学、生命科学、意識科学、理論数学、物理学、哲学などを統合した視点で、医療とヘルスケアの次元上昇を目指している。
薬を処方する代わりに、情報空間へのアプローチとして、情報を処方することを天職と捉え、書籍やメディアなどで情報を発信している。



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