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ゆらぎ、たおやかな社会 第四章 「 決 」

執筆:ラボラトリオ研究員 杉山 彰


目的が見えてきたら、今度は、それを文字に、文章にしてみることです。
文章にしてみることにより、その目的を手にするための、
「いつ、何を、なぜ、誰と、どこで、どのようにして」が見えてきます。
それが手段です。

そうしたら、初めて言葉を交わすようにすることです。
言葉は生きているのです。
あなたがなにげなく使った言葉は、たとえあなたの記憶には、
はっきりと残っていないものでも、
あなたの心の中から出ていったものです。

言葉を交わすということは、
あなたの心の中から出ていった言葉が、その人の心の中に入っていき、
そしていつか、その人の心が増やされて戻ってくることなのです。

もし、その言葉が、その人を傷つける言葉であったなら、
その人の心の中に入ってしまった言葉は、
決して消しさることのできない印として、
心の中に刻印されて封印されます。

そして、その封印された言葉は、
ある日、突然、その人の心のゆらぎの原因となって、
封印がとかれ、その人のゆらぎの言葉となって、
今度は、あなたを傷つけるための、刻印の言葉として巡ってくるのです。
言葉は、すべての因果を含んでいます。

しかし、言葉には、応報も含まれています。
言葉は、人間を元気にする励ましの言葉になります。
人間に生きる喜び、生きる目標、
生きる糧をうみだしてくれる活力になります。
しかし、その反対の働きをする悪魔でもあるのです。

今から始まる新しい社会では、
人間は、この悪魔の働きを封じなければならないのです。
獣(ジュー)のように、言葉にならない言葉を発してはならないのです。
一人歩きする言葉を決して持ってはならないのです。
人の心の中に不快な印を刻む言葉を使ってはならないのです。

言葉には因果を含めてはいけないのです。
よく考えなさい。まず自分のことを善く考えなさい。
そして、話す相手の人のことを善く考えなさい。欲で考えてはなりません。

よく想像しなさい。まず、自分のことを善く想像しなさい。
そして、話す相手の人のことを善く想像しなさい。
欲で想像してはいけません。

それができたら、
次は、よく考えたこととして、よしとして、佳として、
よく想像したこととして、吉として、文章を書いてみるのです。
書くことは、自確し、自覚することです。

たとえば、ものごとの中に絶えず含まれている、
善と悪を隔くことではありません。
善と悪とを画くことです。
善と悪を2つに分けて、
2つがあることに気づき、それを1つのこととして気づいて置くのです。

気づいて、置いてさえおけば、
そこからは、得体が知れないがゆえの恐れは生まれてきません。
善だけを見て、ゆらいではいけません。
悪だけを見て、ゆらいでもいけません。

善だけを見てゆらぎ、悪だけを見てゆらぐことは、
善と悪の両方を、その場その時の、都合のいい勝手で
使い分けることになります。
それが悪といえば悪なのです。獣(ジュー)です。

獣(ジュー)とは、
心がいつも都合でゆらいでいる、もう一人の人間のことです。
人間が人間であるためには、
善と悪の両方を見ることをしなければなりません。
善と悪の両方を見ることによって、
はじめて真実の善と悪が見えてくるのです。
今まで悪と思っていたことが、じつは善だったかもしれないのです。
今まで善と思っていたことが、じつは悪だったかもしれないのです。

今から始まる新しい社会では、
書くことによって、画ことをするのです。
画ことによって、較ことをするのです。
較ことによって、確ことにするのです。
確ことによって、覚こととするのです。
覚ことによって、斯あるべしとするのです。

ものごとの正と、その正に反対する正を、
きちんと見定めるための準備が終わるまでは、
言葉を交わすことは、固く戒めるようにしなければならないのです。

それを、今から始まる社会の、新しいルールとします。

そして、その社会の名前を、『ゆらぎ・たおやかな社会』、
さらには、『“ことだま” の幸はふ社会』とします。


← 第三章「天」はこちら


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【杉山 彰(すぎやま あきら)プロフィール】

◎立命館大学 産業社会学部卒
 1974年、(株)タイムにコピーライターとして入社。
 以後(株)タイムに10年間勤務した後、杉山彰事務所を主宰。
 1990年、株式会社 JCN研究所を設立
 1993年、株式会社CSK関連会社 
 日本レジホンシステムズ(ナレッジモデリング株式会社の前身)と
 マーケティング顧問契約を締結
 ※この時期に、七沢先生との知遇を得て、現在に至る。
 1995年、松下電器産業(株)開発本部・映像音響情報研究所の
 コンセプトメーカーとして顧問契約(技術支援業務契約)を締結。
 2010年、株式会社 JCN研究所を休眠、現在に至る。

◎〈作成論文&レポート〉
 ・「マトリックス・マネージメント」
 ・「オープンマインド・ヒューマン・ネットワーキング」
 ・「コンピュータの中の日本語」
 ・「新・遺伝的アルゴリズム論」
 ・「知識社会におけるヒューマンネットワーキング経営の在り方」
 ・「人間と夢」 等

◎〈開発システム〉
 ・コンピュータにおける日本語処理機能としての
  カナ漢字置換装置・JCN〈愛(ai)〉
 ・置換アルゴリズムの応用システム「TAO/TIME認証システム」
 ・TAO時計装置

◎〈出願特許〉
 ・「カナ漢字自動置換システム」
 ・「新・遺伝的アルゴリズムによる、漢字混じり文章生成装置」
 ・「アナログ計時とディジタル計時と絶対時間を同時共時に
   計測表示できるTAO時計装置」
 ・「音符システムを活用した、新・中間言語アルゴリズム」
 ・「時間軸をキーデータとする、システム辞書の生成方法」
 ・「利用履歴データをID化した、新・ファイル管理システム」等

◎〈取得特許〉
 「TAO時計装置」(米国特許)、

 「TAO・TIME認証システム」(国際特許) 等

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