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脱マトリックス!理論と実践2020 (vol.19):体と感情・意識③〜大腸

執筆:いち あまね


この時代の人類の進化の方向性として、はっきりとこの世界の仕組みを理解した上で、マトリックス空間を抜け出し、自分を超え、人間を超え、無限の可能性を発揮するクリエイターとして生きること。

そのための情報をお伝えしていきます。

身体の観察を通して、自分自身の感情や潜在意識のプログラムの発見のヒントとなるように、身体の各部分と関連しやすい感情や潜在意識についてご紹介しています。

前回の小腸に引き続き、重要な「大腸」についてお伝えします。
大腸は、自尊心、コントロール、リリース、悲嘆の感情などがテーマになります。

大腸の生理的な機能と役割

腸の中で、小腸の先にあるのが、大腸です。
小腸と大腸は、腸としての共通したテーマや役割を持ちながらも、それぞれに違う働きをしています。
大腸は、肛門という出口を持ち、外界に不要なものを排泄する臓器であり、腸内細菌が生息する主座となります。大腸には、小腸の約1万倍もの数の腸内細菌が暮らしています。

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大腸の腸内細菌はアップサイクルの達人

前回、小腸では、小腸の腸内細菌が食べ物から栄養素を抽出し、小腸の上皮細胞という根っこから人に必要な栄養素の吸収を助けていることをお話ししました。

大腸は、水分を吸収する根っこです。水分量をコントロールして、体液のバランスを保ちます。また、人が小腸から栄養として取り入れられなかった食べ物の残りカスや不要なものを排泄します。さらに、腸内細菌を使って、残りカスである水溶性食物繊維をリサイクルして、短鎖脂肪酸という人間にとって有益な物質に転換しています。

酪酸、酢酸、プロピオン酸などの有機酸が、短鎖脂肪酸と呼ばれます。

食べカスのアップサイクル品とも言える短鎖脂肪酸の働きは、

●人のエネルギーになる
●腸の細胞を修復する
●交感神経を刺激する
●エネルギー代謝をあげる
●糖代謝をあげる
●免疫細胞の成長を促す
●腸内のpHを弱酸性に保ち環境を整える

など多岐にわたります。食物繊維は、決して、「カス」ではなく、お宝の素だったと見直されています。

大腸を好んで生息する長寿菌と呼ばれる酪酸菌やビフィズス菌は、いずれも水溶性食物繊維を短鎖脂肪酸に変えるアップサイクルの達人です。彼らを味方につけるためにも、食物繊維をたくさん大腸に届ける食生活が大切です。


不要なものをリリースする

大腸には、お宝以外にも不要なものが流れてきます。

食事に含まれる不要な成分や、肝臓から胆汁と共に排泄された体内の毒素が含まれます。大腸の内容物には、「毒」を含みますが、これをため込むことなく、日々、体外に排泄することが、大腸の役割です。

内臓は、私たちの顕在意識とは関係なく、潜在意識と連動して動いているので、ほとんどコントロールはできないのですが、大腸は例外的にコントロールができる側面があります。

排泄は、半分は、反射の働きで起こるために、完全にはコントロールできませんが、「今はタイミングではない」と判断したら我慢するなど、コントロールできる側面もあります。便秘や下痢などの症状は、コントロールというテーマに関わっています。

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大腸の感情と意識、テーマ


 ●解放する
 ●手放す
 ●毒
 ●コントロール
 ●悲嘆


不要なものを手放す

物質的な毒だけでなく、様々な感情や想念なども人にとっての毒となります。人間が身体的に、また精神的に活動すると、必ず老廃物が生まれます。

様々な感情は、言葉や声、涙などとして表現されることで排泄されることが最も健康的ですが、もしそれができない場合には、排便を通して排泄することもあります。

精神的にショックな出来事があったときに、「迷走神経反射」という反応が起きると、消化器では、胃から逆流させて嘔吐したり、大腸から排泄を促して下痢を起こることがあります。これは、なるべく受け入れず、排泄しようとする身体の防衛反応です。

手放すことが苦手で、ものや感情を溜め込みがちな人は、便秘の人が多い傾向です。新しい何かを手に入れるには、古いもの、不要なものを手放さないといけませんから、手放すとスッキリして、新陳代謝が活発になり、次に進めるようになります。

コントロールと自尊心

コントロールは、上手く使えば、意志力として発揮されますが、コントロールをし過ぎることも、コントロールを失うことも、人生を難しくさせます。

何もかもを自分の思い通りにコントロールしなければすまない人、子供や家族、周りの人達を自分の支配下に置いておかなければ落ち着かない人は、コントロールが過剰な状態です。

自分に対してもコントロールが強過ぎると、自分のルールにがんじがらめになり、融通が効かず、強迫的な不安にかられるようにもなってきます。
自我が強い状態ですが、根本的な自信のなさが、支配欲の原因になります。
過剰なコントロールは、便秘をもたらします。

大事な場面で頻繁に下痢を起こしたり、便秘や下痢を繰り返す「過敏性腸症候群」と呼ばれる状態にある人は、自分には何もかもがコントロールできず、人生の舵取りができないと感じている傾向にあります。
自我が弱い状態で、根本的な自信のなさは、共通しています。

言霊を扱い、現実を自由に創造できるようになるには、自信のない自我を根本とするのではなく、常に中今と繋がる創造の意志そのものとしての在り方を持って、意志力を発揮することです。

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大腸は、インド哲学的には、ルートチャクラ(ムラダーラチャクラ)が司る場所であり、生命の根源であり、土台・基盤と考えられています。
しっかりと根を張ることができなければ、植物は枯れてしまいますが、人間も大地にしっかりと根が張れないと、脆弱になります。
自尊心が低く、根源的な安定感がなくなります。

下痢や便秘に関わるもの、腸内細菌のバランスです。過敏性腸症候群も、腸と脳のニューラルネットワークの異常であると同時に、腸内細菌のアンバランス=ディスバイオーシスがあることが分かっています。

大腸が根腐れし、コントロールがアンバランスにならないようにするためにも、腸内細菌のバランスを整えることが大切です。


大腸にまつわる感情

大腸は、東洋医学的な五行・五腑の考え方で言えば、金の陽の要素です。
感情としては、悲嘆に関連するとされています。

大腸と対応する金の陰にあたるのは肺で、いずれも悲嘆に関連します。悲嘆は、悲しみをさらに大きくした感情ですが、蓄積すると肺にダメージを与え、呼吸困難を起こし、声が出づらくなります。

肺は、呼吸による気を取り入れる場所ですが、呼吸が十分にできなければ、大腸にも気が届かないと考えられています。逆に、腸内環境が悪く、大腸の状態が悪いと、免疫力が低下し、呼吸器の感染症やアレルギー性の気管支喘息などにもかかりやすくなります。

何かショックな出来事があった場合には、一通りの感情のプロセスが起こりますが、悲嘆の感情は、まさに真っ暗闇の状態のときに湧き起こります。
悲嘆に暮れている際には、全く光が見えないものです。

でも、その感情を出し切ってしまうと、夜明け前のほんのりとした明るさを感じ始めます。悲嘆の感情は、ある出来事を過去として手放すために必要ですが、手放すことは、まさに大腸の機能です。

自我によるコントロールを手放したとき、より大きな意志と一体になり、創造の主体としての在り方にシフトすることができるのではないでしょうか。

次回は、怒りや計画性、処理能力などに関わる肝臓についてです。


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【いち あまね プロフィール】
医師・認定産業医・文筆家
米国IBA認定・ボディトークプラクティショナー
国立大学医学部医学科卒

出口王仁三郎が霊山として、邸宅を構えた岡山県熊山遺跡の麓に生まれる。
某大学病院糖尿病代謝内分泌科を経て、臨床医として最新のバイオロジカル医療・予防医療から在宅・看取り医療まで幅広く臨床経験を積みながら、個々の病気の根本原因やより良き生と死に向き合ってきた。
究極のヘルスケアは、人類の進化であると捉え、最新の分子整合栄養療法・バイオロジカル医療から常在細菌学、生命科学、意識科学、理論数学、物理学、哲学などを統合した視点で、医療とヘルスケアの次元上昇を目指している。
薬を処方する代わりに、情報空間へのアプローチとして、情報を処方することを天職と捉え、書籍やメディアなどで情報を発信している。

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