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考察 「なぜ先生は剣を何振りも作るのか?」(その3)

Parole

執筆:狛犬(狛犬&獅子)


いよいよ、新たなる「神生み」がはじまる。 
ついに「天津太祝詞音図」が完成。

「天之御中主の神」をお迎えする剣

実は先生のお話をお聞きしていた時に思い当たることがあった。天之御中主は水中主とも表せる、水の中から立ち現れる神。まさに剣の焼き入れそれ自体が「神生みの儀式」だと、私には思えてならなかったからである。

「天沼矛」は刃渡り137cm全体で190cmはある。通常の2倍以上(一般的な刀が70cm~80cm)、重さは自重で折れないように強度を増すため通常の約7倍の7キロ、鞘拵えを入れると10キロ以上である。とても人が振るう剣ではない。

この長さのため、通常の炉には入らず、即席で野立ての炉を作って日が落ちるのを待って焼き入れが行われた。

雷鳴轟く豪雨の中、雨に濡れながら見ている先生の目の前で137cmの剣の焼き入れが始まった。

刀匠曰く、焼き入れとは「剣に命を入れること」

炭で真っ赤に焼けた剣、一瞬の焼きあがりを捉え、炉から出し水桶に鎮める。

「焼き入れは一瞬だ!」

焼きあがった剣が漆黒の空にオレンジ色の柱となり天に突き立てられる。
その瞬間「天と地が繋がった!」

そして、一瞬にして御水の中に身を隠す。水の中で、命を吹き込まれた剣が刀匠の手で、「天沼矛」としてこの世に立ち現れる。
水桶の中には「情報の入った別天水」。言霊スの中から立ち現れた一点。「言霊ウ」。主体と客体を持った剣。「言霊アとワ」。そして天と地を霊(結)んで立ち現れた言霊ヲ。「宇摩志阿斯訶備比古遅神」の誕生を目にした瞬間であった。
(注:宇摩志阿斯訶備比古遅神とは、大地から萌えあがって天の礎を形成する力)

マシアシカビヒコジノカミ」は、「言霊ウ」と「言霊ア・シ」と読み取れる。
言霊ウは「天之御中主神」そして「ア」と「シ」。
これは天津太祝詞の五十音図の「ア」から「シ」をあらわしていている。

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これは、天津太祝詞音図と考え、「太」は「フト=二十」である。
そこで、二十番目の文字、言霊ヰを迎える。すると、

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「ウマシアシカビヒコジノカミ」は4番目に成った神、言霊ヲ。
そして、「ウマシアシカビヒコジノカミ」天と地をつなぐ「天沼矛」。
天と地・「天之常立神」と「国之常立神」・「言霊オ」と「言霊エ」を迎える。

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母音アイエオウと父韻タカマハラナヤサと半母音ワを合わせて、十四(トヨ)トヨとは(豊雲野神)九番目に成りませる神。
「言霊ヱ」音図に言霊ヱを迎えると、

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残り「言霊ウ」だが、「天津金木音図」では言霊ウ「スサノオ」を迎えたが、今迎えている言霊ウは「天之御中主神」。
「天之御中主神」言霊ウを迎えることで、「天津太祝詞音図」が完成する。

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次回、ついに137の謎が明らかに!

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【狛犬(狛犬&獅子)プロフィール】
道人(どうじん)
 【狛犬】
大野靖志との出会いがきっかけとなり 七沢賢治と対面。その折「弟子にしてください!」と言う。
賢治先生は弟子は取っていなかったが、なんと言った者勝ちで「一番弟子となる。
その後、白川学館が立ち上がり一期生として入門。七沢研究所に参加。

【獅子】
狛犬の誘いを受け、大野靖志に逢う。その後、白川学館二期生として入門。一人で居ると必ず「狛犬は?」と聞かれるのが悩み。
元・番組制作会社勤務の腕を買われ、七沢研究所に参加。

現在:出家1号2号となる。肩書き「道人」

作品:「白川学館入門講義」「白川探訪」
   「横綱太刀物語」 他。

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