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この宇宙はプラズマでできている vol.016

執筆:ラボラトリオ研究員  杉山 彰

3.3.天体に働く力、重力

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天体に働く力、重力は、重力子(グラビトン)と呼ばれる素粒子(重力は素粒子模式図には含まれない(※1))を媒質としています。すべての物質に働き、物質と物資を結びつけて天体や銀河をつくる力です。重力は宇宙の果ての無限の彼方まで作用する力です。

※1. 重力は素粒子模式図には含まれない:重力は粒子の区分としては素粒子に含まれるのですが、素粒子の標準模式には含まれません。理由は、量子力学の領域(ミクロ世界)では、重力が作用する力はあまりに弱すぎるのです。
どのくらい弱いかというと、重力の作用する力を1とすると、電磁気力(光子)は重力の10の36乗倍、弱い力(ウィークボソン)は10の28乗倍、強い力(グルーオン)は10の38乗倍、とその作用する力の差は圧倒的です。重力の作用力は量子力学の計算結果にほとんど影響を与えない数値なのです。
重力は天体間というマクロ世界で有効な数値であって、原子核や原子の内部というミクロ世界では無視してもかまわない数値なのです。そのために素粒子の標準模式図には重力は含まれないのです。
この重力の値が大きく影響する領域は、ループ量子重力理論という、重力理論と量子理論を統合する究極の大統一理論のときです。超ヒモ理論も大きく関係してきます。


3.4.原子内に働く力、電磁気力

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電磁気力は、電荷(電気量:プラス・マイナス)を帯びた粒子に作用し、ボース粒子の光子(フォトン)をやりとりすることにより、電子と原子核を結びつけます。すべての物質の元である原子をつくりだす力です。原子核と電子を結びつける力です。電磁気力も宇宙の果ての無限の彼方まで作用する力です。


3.5.原子核内に働く力、強い力

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強い力は、クォーク間に働く力です。ボース粒子のグルーオンをクォーク間でやりとりすることにより、クォークとクォークとを結びつけます。陽子や中性子はクォークを3つ結びつけてつくられます。中間子もクォーク2つ(クォーク&反クォーク(※2))を結びつけてつくられます。

また、強い力は原子核内部で働く力なので、「核力」とも呼ばれています。「核力」はクォークが発見される以前に、我が国の湯川秀樹博士が中間子の存在を予言して、その性質を明らかにした力です。強い力は原子核内の10のマイナス15乗m以内でしか作用できない力です。

※2. 反クォーク:クォークは色荷を持っており、各クォークには反対の色荷を持った反クォークが存在します。


3.6.β崩壊に働く力、弱い力

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弱い力、これはちょっとややこしいのですが、陽子と中性子との間でウィークボソンをやりとりして、例えば中性子を陽子に、陽子を中性子に転換させる力です。β崩壊に働く力です。弱い力は、強い力よりさらに狭い範囲10のマイナス18乗m以内でしか作用できない力です。

また、このβ崩壊のときに電子とニュートリノを放出するという現象を伴います。ニュートリノは中性微子と訳され、我が国が建設したカミオカンデにおいて世界で初めて観測されたのです。2002年に小柴昌俊先生がノーベル賞を受賞された、あのニュートリノです。

ニュートリノの性質がわかれば「宇宙の物質の謎」がわかるといわれている素粒子でもあるのですが、本レポートでは、この弱い力は原子転換を実現する力というぐらいの説明にとどめておきます。


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【杉山 彰(すぎやま あきら)プロフィール】

◎立命館大学 産業社会学部卒
 1974年、(株)タイムにコピーライターとして入社。
 以後(株)タイムに10年間勤務した後、杉山彰事務所を主宰。
 1990年、株式会社 JCN研究所を設立
 1993年、株式会社CSK関連会社 
 日本レジホンシステムズ(ナレッジモデリング株式会社の前身)と
 マーケティング顧問契約を締結
 ※この時期に、七沢先生との知遇を得て、現在に至る。
 1995年、松下電器産業(株)開発本部・映像音響情報研究所の
 コンセプトメーカーとして顧問契約(技術支援業務契約)を締結。
 2010年、株式会社 JCN研究所を休眠、現在に至る。

◎<作成論文&レポート>:
 ・「マトリックス・マネージメント」
 ・「オープンマインド・ヒューマン・ネットワーキング」
 ・「コンピュータの中の日本語」
 ・「新・遺伝的アルゴリズム論」
 ・「知識社会におけるヒューマンネットワーキング経営の在り方」
 ・「人間と夢」 等

◎<開発システム>
 ・コンピュータにおける日本語処理機能としてのカナ漢字置換装置・
  JCN<愛(ai)>
 ・置換アルゴリズムの応用システム「TAO/TIME認証システム」
 ・TAO時計装置

◎<出願特許>
 ・「カナ漢字自動置換システム」
 ・「新・遺伝的アルゴリズムによる、漢字混じり文章生成装置」
 ・「アナログ計時とディジタル計時と絶対時間を同時共時に
   計測表示できるTAO時計装置」
 ・「音符システムを活用した、新・中間言語アルゴリズム」
 ・「時間軸をキーデータとする、システム辞書の生成方法」
 ・「利用履歴データをID化した、新・ファイル管理システム」等

◎<取得特許>:「TAO時計装置」(米国特許)、
 「TAO・TIME認証システム」(国際特許) 等


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